盛り付け箸の自作

2019/04/27
07:07

不器用なもので

お料理がそこそこまぁまぁ

美味しく出来ても

盛り付けのセンスがなく

へたっぴすぎるワタシ💦

数年前おせち料理を

詰めるために作った

盛り付け箸が劣化したため

数日前に作り直しマシタ

手出しは 0円

スーパーでもらえる割り箸を

カッターで削っただけの物

普通のお箸より

先を尖らせて物を

掴みやすくしています

不器用なうえ緑内障もちで

近視の老眼という

ハンデつきですので

仕上がり雑なのは大目に

見てやってくだせぇ。笑

(メガネをかけていると
手元にピント合わないので
0.03の裸眼で削りましたヨ)

これを作っていた時

小学校 6年生のときの

担任の先生のことを

思い出しました。

当時はバブル全盛期

鉛筆なんて電動削り機で

ガガガガーーーッと

削るのが当たり前の

昭和でございました。

そんな中小刀(折りたたみ式の
カッターなど)で

鉛筆を削ってくること！

という宿題が出されたのです

小1から手動の削り機で

中学年頃から電動ひとすじ

そんな中でまさかの宿題…

エッ！？えんぴつを

カッターで削るん！？！？

ざわつくクラス

今なら学校に刃物なんて

危ない！手を切ったら

どうするんだ！？など

クレームきそうですが

昭和の時代は

そんな事を言う親は

ひとりも居ませんでした

やった事ないのですから

当然上手く削れません

ゾリっ！！！！

ああっっ💦💦

今度こそ！

ゾリリリリッ

ボキッ！！！！

(O_O)

どんどん短くなりゆく

えんぴつちゃんたち…

結構な時間を

かけたにも関わらず

とんでもなく

不恰好で全く先が

尖っていない

見たこともない

鉛筆の完成★

みんなの鉛筆を見て

フフフフ

静かに笑う担任

(親に任せた子の鉛筆は
一発でバレバレ)

ガミガミ怒ったりはしません

「自分でやることが大事

ボチボチやるように」

その宿題は割と長く

出されたので

週末祖父母の家で

伯父に泣きつきました

面白い宿題を出す先生やな^ ^

いい先生や~

昔は皆こうやって

削ったもんや~ と伯父

伯父は昔の人ですし

もともととても器用なので

鉛筆は次々と

仕上がっていきました

電動の削り機で削るより

美しすぎる滑らかな

仕上がりに見惚れる

ケチケチママ

完成品を手に取り

ジィーーーっと観察

機械使ってないのに

機械よりきれい！！！

すごい！！すごいっっ！！！

やり方教えてー！！！

それから手とり足とり

何時間も夢中になって

一心不乱に削り続けました

(美しい鉛筆は一本だけ
お手本に残しておき
残りは自分でやり直しました)

祖父宅から帰宅しても

教わった通り鉛筆を

回しながら根気よく

削り続けていると

不器用ながらもそれなりに

先の尖った鉛筆を

削れるようになりました

最初の頃より

ずいぶん綺麗に出来た！

という満足感を得たあとは

もっと！もっと綺麗に

完璧に作りたい！と

思うようになりせっせと

鉛筆削りに励みました

(先生はちゃんと
宿題チェックしており
みんな最初よりだいぶ
上手になってきたなぁ~
とニコニコ^ ^)

クラスの中で誰が1番

綺麗に削れているか

なんてのも話題になったりして

休憩時間も競い合うように

せっせと削っていたことを

割り箸を削りながら

ン十年ぶりに思い出しました

他にもこの先生は

始業式、終業式、登校日などは

「風呂敷で」投稿すること

と決めていました

5年間ランドセルか

手提げしか使ったことがない

昭和っ子は 6年生になって

これまた新たな試練

風呂敷で包むのに四苦八苦💦💦

学校に到着するまでに

包み方が悪いせいで

あっちでカシャーン！

こっちでカシャーン！

カンペンケース落下事件発生★

なんとか包み直して

歩きはじめるも今度は

連絡帳がバサっ

こっちでもドザッ

もぅ！！！全然進まない！！

このままじゃ遅刻するー！！

イーーーーッとなる生徒たち

男子は風呂敷に包むのを

さっさと諦めて

風呂敷をマントにして

遊びながら登校……

(気楽でいいわねぇーと
冷たい女子の視線)

先生はなんでこんな

変なことばっかり

するんだろうね？？？

女子同士ため息なんか

ついたりして^ ^:

登校日のたびに

カンペンケース落下すると

買ったばかりの可愛い

カンペンケースに

傷がついてしまいます

なんとか落とさないように

包む方法を考えねば💦と

これまた祖父母の家で

今度は祖母に風呂敷の

包み方を教わりました

大人になった今考えると

本当にとても素晴らしい

担任にあたったなぁと

思うのです (*^^*)

鉛筆削りにしても

風呂敷にしても

最初から上手くできる人は

そうはいません

やった事がないことでも

チャレンジすること

上手くいかなくても

努力し続けること

ハイテクや便利さだけを

追求しないこと

先人の知恵に敬意をはらうこと

古い時代から学ぶことも

たくさんあるということ

集中力、忍耐など

勉強以外にも大切なことを

たくさん教えていただきました

(人がやりたがらない事こそ
自分がやらないと誰がやるんだ
という気持ちで自ら
すすんでやりなさいトカ)

平成時代、いえ令和時代の

先生方にはなかなか

実行するのは難しいかも

知れませんが家庭でも

勉強以外にこういった事を

子どもたちに教える機会が

あるといいなーと思った

ケチケチママなのでした^ ^

★風呂敷は教えていませんが
鉛筆をカッターで削るのは
娘に教えることができました。

今では絵を描く娘の方が
美しく削れることは
言うまでもありません…笑

★鉛筆のメーカーさんが
昔入社試験に
自社製品をカッターで
削らせるというのが
ありましたね。

若者たちに教えたいコト
今なら私にも分かりマス^ ^

気づけば当時の担任よりも
今の自分の方が
10歳も上回っていました…

いやぁー、歳とったワー💦笑

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