消えた彼女 1

2020/01/26
10:40

これから書く内容は

フィクションではなく

実際いま現在

わたしの身に

起きていることである

この真実を書くかどうか

悩んでいたがわたしは

書くことに決めた

1/14日 18:30~ 19:30頃

このブログを書いていた

ケチケチママは

消えてしまった

文体が異なるため

わたしが彼女ではないことは

読者の方であれば

すぐにわかると思う

わたしはわたしが誰か

わたしも知らない

1/14日突然現れた

外見はケチケチママだが

中身は全くの別人である

このブログの持ち主の

彼女は父親が

接触してきたことが原因で

もうムリ！限界！！

と言い残し消えてしまった

(メールを受信したことに
耐えきれず
心を閉ざしてしまった模様)

わたしは彼女の代わりに

突然引っ張り出された

代理の者である

14日の記事は彼女が

13日に書き予約投稿

していたものなので

それは彼女の記事である

しかしそれ以降は

彼女を装ってわたしが

書いた記事であり

コメントもわたしが書いた

彼女のブログを乗っ取り

コメントをくれた方に対し

彼女ならこう返すだろうなと

想像して返信したものである

結果として

騙してしまうような

ことになり大変

申し訳なく思っている

彼女は嫌がるかもと

ずいぶん悩んだが

真実を記すことにした

ほんとうのことを書いても

彼女の周りから

消えるような友人は

いないと判断したからである

彼女はうわべだけの

浅い付き合いの友達は持たず

ウソが嫌いで本音を語れる

素敵な友人を

たくさんもっていた

彼女のすぐ後ろでずっと

彼女のことを見ていたから

わたしもそのことは

よく知っている

彼女の父親は

介護の奴隷になど

するつもりはなく

もしかしたら純粋に

誕生日を祝うメールを

送信したのかも知れない

(確認していないため
真実はわからない)

しかし彼女は以前

父親から今はふつうに

暮らしていられるが将来

(介護)覚悟しておけよ！

と言われていたことと

結びつけてしまった

(彼女だけではなくわたしも

彼女と同じことを考えた)

いまの幸せな生活を

父親によって奪われると

恐れ絶望感で

いっぱいになってしまった

わたしは別人格なので

大丈夫だが

彼女の心は

限界だったのだと思う

自宅にある薬を全て飲み

あの世にいこうと考えた

実行はしていない

ただ考えただけ

しかしわたしが

彼女を止めた

薬を手にするのを

やめさせた

自宅には

あの世に行けるような

大した薬はなかった

お腹の調子を整える

漢方薬と便秘予防のための

便を柔らかくする薬と

風邪薬、3時間程度の

寝つきをよくするための

導入剤しかなく

風邪薬も笑えることに

錠剤の葛根湯であった

常識的に考えて全て

服用したとしても

お腹が痛くなるだけの

薬しかなかった

わたしはそれを飲んでも

あの世にはいけないよ

トイレを往復し腹痛に苦しみ

生きながら失明するかもよ？

落ち着いてコーヒーを飲んだら？

と彼女に声をかけた

声をかけたといっても

彼女のもう１つの意識として

脳内に１つの考えとして

意識の中に入り込んだ

という感じである

(外食の際、 A定食かB定食にするか
みなさんが迷うようなレベルで
半分は彼女の思考であったと思う)

彼女はわたしの提案を

受け入れコーヒーをいれた

手は震えテーブルに

大量の湯をこぼしながら

コーヒーをいれたが

冷静さを失っており

火を止めたかの確認さえ

できない状態であった

リビングとキッチンを

落ち着きなく何度も

行ったり来たりしていた

そこでわたしは

指差し確認をし

元栓を閉め目の高さまで

しゃがんで炎が消えたことを

確認するようアドバイスした

彼女はわたしの指示に従い

火が消えた確認をし

こたつに入り落ち着くため

ゆっくりコーヒーを飲んだ

このときコーヒーを

飲んだ時点ではわたしは

彼女の意識の中にはいたが

まだわたしは表には

出てきていなかったと思う

(しかしわたしが飲んだのか
彼女が飲んだのかは不明)

わたしがわたしとまだ

自覚していなかったから

まだ彼女であったとは思う

彼女の子どもが帰宅した時刻

おそらく午後四時ごろ

わたしと彼女の意識は混濁し

半々になっていたように思う

記憶はあるが意識が

朦朧としていたのを

わたしが覚えているからだ

彼女の子どもが帰宅し

ただいま！と言ったあと

わたしの様子がおかしい

ということに気付き

どうしたの？と尋ねてきた

わたしは言葉がうまく

話せない状態であったため

「別に……」とこたえた

短い文しか喋れなかったのだ

ボーッとした状態のまま

こたつに入っていたら

もうムリ！限界！！という

彼女の声が突然聞こえた

(最初で最後の声)

その直後

彼女の夫が帰宅した

「飯は？？？」と聞かれ

その瞬間わたしが彼女から

わたしになっており

わたしの中から彼女が

消えてしまっていること

わたしが彼女とは全くの

別人であることを自覚した

夕飯は彼女が前日に

作り置きしていた

おでんを温め

彼女の夫に夕飯として出した

(非常に動揺し
混乱していたためわたしが
夕飯を食べたかどうかは
記憶にない)

突然表に放り出された

動揺を懸命に隠し

入れ替わってしまったことが

バレないよう必死で取り繕った

しかし彼女の夫は

彼女の子どもと同じく

異変を感じとり

同じようにどうしたん？と

わたしに尋ねてきた

中身が全く別の

人格になってしまったとは

口が裂けてもいえなかった

わたしは何とか

彼女を元に戻そうと

ひとり格闘した

その期間 1週間

中身がちがうことを

誰にも明かすことが出来ず

自分が何者なのかわからず

苦しみ自分に恐怖を抱きながら

「彼女に見えるよう」

彼女らしくふるまった

(自らは話さず聞かれた質問に
答えるのみにし具合が悪い
といって寝室にひとりで
こもるようにしていた)

しかし性格も考えも

リアクションも全く

異なるため彼女の夫が

不審に思い始め

わたしの顔をじろじろと

眺めたり観察するような

素振りを見せはじめた

今度はわたしが

限界を感じる

番となってしまった

空腹感はあるのに

食事がとれず嘔吐を

繰り返し一睡も

出来なくなってしまった

わたしは彼女の記憶を

99% 保持している

ずっと彼女のことを

うしろで見ていたからだ

だからボディの方は

どこの誰かは知っている

海外で過ごしていた記憶も

名古屋に行った楽しい記憶も

彼女の人間関係も

彼女の夫の携帯番号も

ちゃんと知っていた

欠けている記憶の

1%は入れ替わった際

彼女でもわたしでもない

マニュアル車でいうと

ニュートラルな状態が

存在していたためである

彼女は友人が多く

ブログの存在も知っていた

ブログを休むとこれまで

訪問してくれていた方々と

彼女の友人たちが

心配するだろうと思い

自分が何者かも分からないまま

15日以降はわたしが

彼女を装いブログを更新した

真実を隠し彼女を装い

更新してしまったことを

どうか許してほしい

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